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生きづらさを抱えて生きる人々に足りないのは「没頭」かもしれない。雨音や芸術作品に身をゆだねる時間は、自己否定のループから抜け出すための突破口になることも。生きづらさ解消家のだいだい氏が、自らの体験をもとに綴る“回復のヒント”とは。※本稿は、だいだい著、樺沢紫苑監修『生きづらさを解消する方法を100通り試してみた。』(総合法令出版)の一部を抜粋・編集したものです。
雨の日をいかに楽しむかで
人生の幸福度を上げる訓練を
考えたくもないことを「繰り返し考えてしまう」状態になっていませんか?過去の後悔や将来への不安といった“負の感情”に心が支配されるのは、本当につらいものです。
負の感情の解消に役立つのが「没頭」すること。目の前の楽しみや興味のあること、集中できる作業に没頭することで負の感情から意識をズラし、徐々に距離を置いて最後は忘れてしまいましょう。
●雨音鑑賞
「雨の日」ってどんなイメージですか?天気予報では「天候が悪化する」と表現されるように、プラスのイメージを持っている人は多くないように思います。晴れの日と比べて行動は制限されますし、気圧の変化などによって体調を崩す人もいるでしょう。
しかし、雨の日でも楽しめる方法があれば、以前より過ごしやすくなるはずです。「雨の日だからこそ楽しめること」を用意して、マイナスな気分を晴らしましょう!
【やり方】
(1)静かな環境を用意する:外の音が聞こえるくらい雑音のない場所がおすすめです。
(2)静かな場所で目を閉じて耳を澄ませる:雨の降る音が聞こえてきたら、その音に集中します。
(3)雨がモノに当たる音や水のしたたる音、水の流れる音を聴きながらその音の出所をイメージする:雨音の違いがわかるくらい、じっくりと聞き入ってみましょう。







