【やり方】
(1)美術館や博物館に行く:展示されている作品を観察しましょう。
(2)気になった作品をじっくり鑑賞する:まずは、その作品が気になった理由を考えてみましょう。その作品を見て「心が落ち着いたのか」「ワクワクしているのか」など、自問しながら分析してみるのです。
(3)作品が持つ「ストーリー」を考えてみる:「この作品の人物は何を考えているのか?」というストーリーや、「なぜこの作品は作られたのか?」といった作品の背景などを自由に想像してみましょう。
(4)まとめる:いろいろ考察・想像したら、その内容をノートや紙にまとめてみましょう。そこに新たな発見があるかもしれませんよ。
【発展・応用】
芸術作品を鑑賞するには、美術館や博物館に行くことが最も手軽ですが、街中や日常の風景を「芸術作品」のように感じることができます。何気なものも見方を変えれば芸術作品。ぜひ、自分の感性を信じて芸術を感じましょう。
【効能】
(1)感情の整理になる
『生きづらさを解消する方法を100通り試してみた。』(だいだい著、樺沢紫苑監修、総合法令出版)
芸術作品を通して今まで隠れていた「本当の気持ち」に気づくことができます。例えば、ある絵画を見て自然と涙が出てきたとします。その理由が絵画に描かれたモチーフが「自分のつらさを代弁しているからだ」と思えたら、自分のつらさに目を向けるきっかけになるでしょう。このように自己洞察を深めたり、自分の心情を整理したりするのにも芸術鑑賞は役立つのです。
(2)心の癒しと安らぎになる
芸術作品にはヒーリング効果があります。特に美術館や博物館といった、静かで非日常的な空間に行くと、好奇心や感性が刺激され、いい気分転換になるでしょう。
【アドバイス】
まずは堅苦しく考えず、芸術作品に触れる機会を増やしてみてください。そして、「その作品に対して、自分はどう感じて、どう考えているのか?」と自問自答してみましょう。その答えに、気づきや発見があるはずです。







