米連邦準備制度理事会(FRB)は8日、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(9月16・17日開催分)を公表した。9月の会合で当局者は今年初の利下げに踏み切ったが、今後の利下げ幅を巡って意見が割れたことが明らかになった。当局者らは先月、政策金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げ、4~4.25%とすることを決定した。根強いインフレへの懸念よりも、このところの労働市場の減速を重視することで、おおむね一致した。議事要旨によると、大半の参加者は「年内に一段の緩和が適切になる公算が大きい」と判断した。ただ、数人の参加者は利下げは必要ないと考えていた、あるいは金利据え置きを支持する可能性もあったと記されている。