スコット・ベッセント米財務長官は9日、米政府がアルゼンチンペソを購入したとXへの投稿で明らかにした。同国のハビエル・ミレイ大統領が推進する経済改革を支援するため、米国は「迅速に行動」したい考えだ。米政府が実際に親米政権への経済援助に動いたことを示した。ベッセント氏は、ミレイ氏の経済改革アジェンダを「システム上重要」と評価している。ベッセント氏は以前、米国がアルゼンチンに最大200億ドル(約3兆円)規模の通貨スワップを提供すると約束していた。これにより、アルゼンチンは経済不安時にドルにアクセスできるようになる。一方、米国はペソが過大評価されているとの批判がある中でペソを手にすることになる。批判する向きは、こうした状況下でペソが切り下げられれば、米国の納税者が損失を被る可能性があると警鐘を鳴らしている。
米、アルゼンチンペソ購入=米財務長官
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