【実践】あなたの「大きな目標」を分解する方法
偉大なリーダーシップから学ぶべきは、その原則をあなたの日常的な目標にどう適用するかです。
ガンディーが「塩づくり」という具体的な行動で壮大な理想を体現したように、あなたのチームやプロジェクトの「大義」も、より身近な行動へと翻訳する必要があります。
抽象的なビジョンを「手触り感のある行動」に変換する
「生産性を向上させる」という目標は抽象的すぎます。
これを「営業資料の作成時間を20%短縮する」や「週に一度、部署を越えた知識共有会を実施する」といった、具体的に「いつ」「何を」「どうする」まで落とし込みましょう。
この「手触り感」こそが、メンバー一人ひとりが「自分も貢献できる」と実感するための鍵です。
「行動の成果」を可視化し、喜びを共有する
大きな目標が遠く見えすぎると、人は途中で意欲を失います。だからこそ、翻訳された「身近な行動」がもたらす小さな成果を、意識的に可視化し、共有することが重要です。
たとえば、「資料作成時間の短縮」が実現したら、そのおかげで顧客との対話時間が増え、具体的な顧客の喜びや反応があったことをチーム全体に伝えましょう。
この「喜び」の共有が、次の行動への最も強力な動機付けになります。
「現場の言葉」で目標を再定義する
リーダーが用いるカタカナ語や専門用語は、時に現場との間に壁を作ります。目標を伝える際は、現場で実際に使われている言葉、例えば「あの煩雑な作業を無くす」「お客さんが心から喜んでくれる瞬間を増やす」といった、誰もが納得できる「自分ごと」の言葉に置き換え直してください。
これにより、目標は「上から降ってきた指示」ではなく、「自分たちが解決すべき共通の課題」へと変わります。
抽象的な理想(ビジョン)を、具体的な行動(アクション)へ、そして共有できる喜び(成果)へとつなげるこのプロセスこそが、ガンディーから学ぶ「人を動かし、大きな目標を実現する」ための最も強力な原則なのです。
※本稿は『リーダーは世界史に学べ』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。















