2024.11.12
「強すぎるトランプ政権」誕生で日本人の暮らしはどう変わる?「弱すぎる石破政権」との日米関係には不安しか…
「トランプ当確」が出た瞬間、筆者の脳裏をよぎったのは、「圧勝でトランプは強気になる」という思いと、「石破首相とトランプとの関係はうまくいかないだろう」という懸念であった。
政治・教育ジャーナリスト/びわこ成蹊スポーツ大学教授
愛媛県今治市生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文化放送入社後、政治記者、米国留学を経てキャスター、報道ワイド番組チーフプロデューサーなどを歴任。現在、びわこ成蹊スポーツ大学教授、東京経営短期大学非常勤講師。『日本有事』(集英社インターナショナル新書)、『台湾有事ー米中衝突というリスク』(平凡社新書)、『安倍政権の罠ー単純化される政治とメディア』(同)、『2025年大学入試大改革』(同)、『ラジオ記者、走る』(新潮新書)ほか著書多数。公式ホームページhttp://k-shimizu.com/
2024.11.12
「トランプ当確」が出た瞬間、筆者の脳裏をよぎったのは、「圧勝でトランプは強気になる」という思いと、「石破首相とトランプとの関係はうまくいかないだろう」という懸念であった。
2024.10.4
石破内閣の顔ぶれがほぼ固まった9月29日、自民党所属の衆議院議員から聞こえてきたのは以下のような言葉である。
2024.9.10
「出馬会見、思った以上にインパクトがあったね。菅さんや菅さんに近い官僚が作ったものだとしても、若々しさだとか刷新感だとか、政策の実現性はともかく、予想以上だったよ」「誰に投票するか決めていない若手の議員は、あの記者会見を見て、心を…
2024.7.10
筆者は今、11月5日に行われるアメリカ大統領選挙を現地で取材するため、どこへ行くべきかを決められずにいる。バイデン大統領(81)の選挙対策本部が置かれるデラウエア州ウィルミントンでその日を迎えるべきか、それとも、バイデン氏に代わる新た…
2024.7.3
子どもの教育で重要な家庭での親子の対話。これが、さまざまな能力を育むことは明らかだが、反抗期の子どもと話すことは容易ではない。そんな悩める保護者は、どのように子どもと接したらいいのか。子育てにおける「待つ心構え」と「聞く力」とは。…
2024.7.2
大学入試への知識が不足している学生や保護者、そして教師は意外に多い。特に地方であれば、都内私立大学の入試方法などの情報量は少なくなりがちだ。しかし、入試方法によっては、実力以上の学校に合格する「下克上」を果たせるという。本稿は、清…
2024.7.1
国公立大学の二次試験や総合型選抜入試(旧AO入試)、学校推薦型入試では、課題を発見し解決策を問うような問題、いわゆるディベート型の試験が行われ始めている。これに必要な能力は、ロジカルシンキングとクリティカルシンキングであるが、鍛える…
2024.5.14
「二階さんが東京・御茶ノ水の病院に緊急入院した。付き添ったのは側近の武田良太元総務相らしい」こんな情報が永田町からもたらされたのは、5月9日のことだ。二階氏は85歳。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、政治責任を理由に次期衆院選…
2024.3.7
「トランプ大統領」が現実のものとなれば、アメリカ第一主義に戻る可能性が極めて高い。EUやNATOなどとの国際協調路線から180度転換した政策を打ち出すことは容易に想像できる。 そうなれば、日本にとっても、貿易や安全保障をはじめ、環境や半導…
2024.1.17
金融業界には「辰巳天井」という格言が存在する。「辰年」と「巳年」には株価が上昇するという意味だ。実際、証券ジャパンの調べでは、「辰年」の東証平均株価の上昇率は27.9%で、十二支の平均上昇率である11%を大きく上回っている。
2023.11.30
「二階さんは、『徹底的にやる』と明言したらしい」(自民党二階派幹部)。こんな声が聞かれるようになったのは、11月中旬のことだ。この「徹底的にやる」とは、11月9日、自民党の二階俊博元幹事長が、菅義偉前首相や森山裕総務会長らと、東京・銀…
2023.9.15
岸田文雄首相が今回の自民党役員人事と内閣改造でこれらの課題に向け、まい進できるのか?と聞かれれば、その答えは「極めて難しい」と言うしかない。
2023.7.5
6月29日、ホワイトハウスで記者会見に臨んだカリーヌ・ジャン=ピエール報道官は、バイデン大統領の健康問題について釈明に追われた。その前日、ホワイトハウスが、バイデン氏について、「睡眠時無呼吸症候群のため、治療機器であるCPAP(シーパッ…
2023.5.10
「他人の意見を聞いたら決める人物になりたい」。岸田文雄首相が地方紙の幹部を前にこのように語ったのは、4月19日の夜のことだ。岸田首相は、5月19日から地元・広島で始まるG7サミット、そしてその後の政権運営に向けて、腹をくくった感がある。
2023.3.22
筆者は本稿を沖縄県石垣市のホテルで書いている。海開きのシーズンを迎えた先島諸島の石垣島に、3月16日、初めて陸上自衛隊の駐屯地が開設され、「地対艦ミサイル中隊」など570人規模の部隊が配備されたからだ。さっそく平得大俣地区にできた駐屯地…
2023.2.8
「近頃、永田町でよく耳にするのが、『習近平の毛沢東超え、岸田文雄の安倍晋三超え』という言葉です」。筆者にこう語るのは、元共同通信編集局長で政治ジャーナリストの後藤謙次氏だ。習近平総書記と岸田首相ともに、大きな誤算に直面している。
2023.1.25
1月23日に通常国会が召集され、与野党の論戦が本格化している。当面は、来年度予算案の審議が軸だが、その焦点となるのが、岸田文雄首相が「異次元」と位置付けている少子化対策と防衛費の増額問題だ。これらは、増税という形で国民の暮らしに直結…
2022.11.11
共和党のシンボルカラーは赤。民主党は青。11月8日(日本時間同9日)に行われた中間選挙は、事前の予想ほど「赤い蜃気楼(しんきろう)」は広がらず、民主・共和両党ともに「勝者も敗者もいない結果」となりつつある。
2022.10.5
北朝鮮が4日に同国内陸部から発射した弾道ミサイルは、日本の東北地方上空を通過し、太平洋上の日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したとみられる。北朝鮮は核実験まで、すでに秒読み段階でもある。日韓政権の支持率が急落する中、東アジア情勢…
2022.9.15
この秋、岸田文雄首相、ジョー・バイデン大統領、そして習近平総書記と、日米中3カ国の首脳が正念場を迎える。3人のうち、最も先が思いやられるのが岸田首相だ。その最大の要因は、安倍元首相の呪縛である。
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