チャリティー活動が新たな顧客層を開拓 

北島三郎のバックダンサーの「第2の人生」がすごい!米国で大成功した“意外な職業”とは?北川聖子さん

 彼女は着付けビジネスと並行して、チャリティー活動にも取り組んでいるのだ。ボストン近郊の施設を1棟貸し切って、着物ショーをしたり、着付け体験をしたりしている。参加費と着物の販売代は全て、小児がんの日米両方の研究施設などに寄付しているという。
 
 コロナ禍の2021年はイベントができなかった代わりにチャリティー用カレンダーを作成。ボストンの各分野で活躍する女性12人をフィーチャーして、メイクアップした12人の女性の着物姿を撮って1冊のカレンダーにして販売。売り上げを寄付した。

 モデルには、ハーバード大学医学部准教授の内田舞さんや平昌オリンピックのフィギュアスケート団体銅メダリストの長洲未来さんらもいた。こうしたチャリティー活動も結果的にお客さんの裾野を広げることに貢献していると考えられる。
 
 着付けビジネスを開始して4~5年目の頃、彼女は2年ほど休業している。夫がワールドツアーに出るため同行したからだ。その際、北川さんは着物を来て世界を周ったそうだ。その様子は日本の有力誌でも紹介された。

 2年間、着付けの仕事は一旦途切れたものの、帰国後に再開。安定して依頼がある上に、今はボストンだけでなく、日本での着物やパフォーマーに関する仕事も広がっているという。

 アメリカで「着付け師」をやっているということに価値を感じる日本在住の方がいるようで、日本でのビジネスチャンスが増えたそうだ。日本のお祭りのプロデュースをしてほしいといった話やショーに出てほしいといった話まで来ている。
 
「海外で活動をしている私というこの商品に、興味と価値を感じてくださる方がいて、有り難いと思います。私のインスタグラムのフォロワーも8割は日本在住の方々です。こうしたことはアメリカあるある、海外で頑張るあるあるじゃないかと思います。アメリカでの頑張りに対する評価が日本から返ってくるみたいで面白いです」と話してくれた。