生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。生産性を上げるには家電(テクノロジー)が一番の武器になることがわかったからだ。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)。

【なんとたった300円!?】腹が凹んでいる人が毎日続ける「ラクで地味な習慣」ベスト1
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1食なんと300円!?

 調理家電はそれなりに値段がしますが、これがあれば自炊率が上がるとともに、私の場合、食事は1食300円~400円に収めることができています。

 このとき、最もコストパフォーマンスがよく、私がおすすめする家電は、なんと言っても「ホットクック」です。

スイッチ1つ、実作業5分

 私がホットクックでよく作るのはスープ系です。

 たとえば、具材と少量の水、全体の分量の5%相当にあたる味噌を入れて、手動メニューの「かきまぜあり・2分」でセットをすると、おいしいお味噌汁が約15分でできあがります(私の作業は具材を切って入れるだけなので実作業は5分程度)。

「かぼちゃスープ」もプロの味

 来客があるときは、かぼちゃのポタージュも自動メニューで作ります。

 かぼちゃと粗いみじん切りにした玉ねぎ、少量の水、全体の0.6%の塩を入れてスイッチを押したらほぼ完成。

 かぼちゃと玉ねぎは自動でかき混ぜながら柔らかく煮込んでくれるので、後は仕上げに私が牛乳や豆乳を入れて仕上げます。

 そうすると忙しくても、ほったらかしで玄人はだしのおいしい「かぼちゃのスープ」ができ上がります。

あの手間はなんだったんだ!?

 ホットクックがなかった頃は、別で蒸したかぼちゃを裏ごししたり、フードプロセッサーで細かくしたり、その後また別の容器に移し替えたりなど、大変な手間がかかっていました。

 でもホットクックが来てからは、カレーでもシチューでもポタージュでも、材料を入れてスイッチを押せばでき上がるので本当に楽。

「スープ」だけどフードプロセッサー不要

 フードプロセッサーもいりません。

カレーも切って入れるだけ、かきまぜ不要

 冷蔵庫にいろいろな素材が余ったときは、なんでもホットクックに入れて、少量の水とカレールー(フレークタイプがおすすめ)を入れて、カレーの自動メニューのスイッチをポンと押せば、おいしいカレーの完成です。

 こちらもヘビロテメニュー。

高食物繊維」「高微量栄養素」「無糖」で自炊をすれば
相当食べても太
らない

 炒め物や煮物もできないことはないのですが、これはどちらかというと、ヘルシオ(ウォーターオーブン)の方が得意なので、ホットクックには完璧なスープや完璧な味噌汁、完璧なカレーに完璧なシチューを任せると時短になります。

 毎日の食事は、「高食物繊維」「高微量栄養素」「無糖」の三本柱を貫けば、相当食べても太りません。

 そのためにも家電を賢く使い、自炊を続ける習慣をつけることを推奨します。

※微量栄養素:微量ながらも人間の発達や代謝機能の維持に必要となる、ビタミンやミネラルなどの栄養素のこと。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です)