初代~新型フォレスター、6世代でどう変わった?
こんにちは、AD高橋です。
先週の試乗編でフェルさんも簡単に解説していましたが、フォレスターは世代によって大きくコンセプトを変えるタイミングがありました。
初代フォレスター(広報写真)
1997年に登場した初代は、スバルが得意とするワゴンモデルとしての色合いが強い造りでした。ただ、ワゴンベースのSUVはすでにレガシィグランドワゴン(→レガシィランカスター→レガシィアウトバック)があったため、フォレスターは最高出力250psを発揮する2L水平対向4気筒ターボを搭載したスポーツワゴンとして登場します。トランスミッションは4速ATだけでなく5速MTも用意されました。
ボディサイズは全長4450×全幅1735×全高1580mmと、現行型に比べるとかなりコンパクト。特に注目なのは低い全高で、走りの良さを予感させるスポーティなたたずまいが魅力でした。ターボモデルのボンネットには大型のエアインテークを搭載。マッシブなアメリカンSUVを連想させる無骨なデザインも人気に火がついた理由の一つでした。
2代目フォレスター
2代目フォレスター(広報写真)
2002年に登場した2代目は初代のキープコンセプトモデルで、デザインは洗練さを強調。とくにリアスタイルが都会的なイメージになったのが印象的でした。初代同様に2Lターボモデルを設定。また、2004年には2.5L水平対向ターボと6速MTを搭載し、ブレンボのブレーキを採用したSTIバージョンも登場します。
大きくコンセプトが変わった3代目
3代目フォレスター(広報写真)
フォレスターのコンセプトが大きく変わったのは2007年に登場した3代目から。このタイミングでスポーツワゴン的なスタイルから全高の高いSUVの王道スタイルへと生まれ変わりました。ボディサイズは全長4560×全幅1780×全高1675mmと、全てのサイズが拡大。ここにはメインの市場であるアメリカからの強い要望があったことが伺えます。
一方で、3代目フォレスターでも初代からの流れを受け継いだ部分がありました。それは2L水平対向ターボやMTが設定されたこと。もちろんターボモデルのボンネットにはエアインテークが備えられていました。また、STIが手掛けた2.5tSも設定されました。







