ではどうやってそれを調べるか?ということですが、

「ふるさと納税 高還元率ランキング」

 と検索してみてください。たくさん情報サイトが出てくることでしょう。コストパフォーマンスの高い返礼品がたくさん見つかります。

 一方で、中には錦鯉やマンホールのふたといった、ネタのような変わり種の返礼品もあるので、楽しみながら探すことができると思います。

ふるさと納税の裏側

 税理士資格を持つ私としては、ここで少しだけふるさと納税の問題点にも触れておきたいと思います。それは、「ふるさと納税によって税収が圧迫されているのではないか」という声があることです。

 そもそも返礼品の仕入れは、地方自治体の出費になります。その金額は総務省によって寄付金額の30%までと制限されているものの、差し引かれることに変わりはありませんから、その分税収が減っているという見方もできるのです。

ふるさと納税が「ただの浪費」になる人と「資産防衛」になる人の“決定的な違い”とは?『最強の投資と節税 二刀流税理士のお金の増やし方』永江将典(ワン・パブリッシング)

 また、そこに返礼品を広く世に知ってもらうための広告費が加わりますので、実質的な納税額は半分ほどになってしまっているとも言われています。

 言い換えると、ふるさと納税をやめたほうが税収が増えますので、国全体としては微妙な制度と言えるかもしれません。

 しかし、資産を守るという視点から見れば利用したほうがよい制度ですので、個人としてはぜひ活用することをおすすめします。