フランスの検察当局によると、同国警察はルーブル美術館での強盗事件に関連して容疑者を初めて逮捕した。このうちの1人は国外に逃亡するため航空機に搭乗する前に拘束された。検察官のロール・ベキュオー氏は、警察はこの男がパリ近郊のシャルルドゴール空港からフランスを出国する計画があることを知り、25日夜に男らを拘束したと述べた。ベキュオー氏は警察が拘束した人物について詳細を明かさず、検察当局の報道官はコメントを控えた。19日に白昼堂々とルーブル美術館に侵入しフランスの宝飾品を盗み出すという衝撃的な強盗事件に関与した人物を追跡するフランス当局の大規模な捜査網が成果を上げつつあるかどうかを、今回の逮捕は最初に示すものとなった。