書影『成長の書』『成長の書』(妹尾輝男、講談社)

「求職者に寄り添う転職サービスがないなら、自分でつくるしかない」――そう考えた彼は、ニューヨークの先駆者たちに学び、仲間と共に新たな挑戦を始めた。

(7)任務完了(Mission completed)
 こうして生まれたのが「ビズリーチ」だ。求職者側に課金するという独自のモデルで、求職者と企業のミスマッチを解消するサービスを立ち上げた。見事な「Mission completed(任務完了)」だ。

(8)故郷へ帰る(Return home)
 南さんはいまも進化を続けている。2009年のビズリーチ創業から、20年にはグループ経営体制に移行。23年にはついに念願叶って、ニューヨーク・ヤンキースの部分オーナーに就任した。

 彼は、自分の「天命」を追い、それを実現し続けている。

 南壮一郎さんの人生は、まさに「ヒーローズ・ジャーニー」の好例だ。

 君の人生にも、こうしたジャーニーの要素が必ずある。それを見つけて、主人公として生きる覚悟を持とう。