米イリノイ大学のシャムシ・イクバルの調査によると、メールに返信して仕事を中断すると、元の仕事に再集中するのに平均15分もかかるそうです。メールの返信にはせいぜい数分くらいの時間しかかかりませんし、本人はわずかの小休止くらいのつもりなのでしょうが、いったん集中力が切れると、なかなか元には戻らなくなるのです。

 仕事をしているフリをしているのかどうかは、仕事の結果で判断しましょう。

 サボっている人は、仕事に集中して取り組んでおりませんので、全体的に仕事が遅れがちですし、仕事ぶりも雑になります。そういう点に目を向けると、その人がサボっている人なのか、仕事ができる人なのかを正しく見抜くことができるでしょう。

(参考文献)

※1 Lavoie, J. A. A. & Pychyl, T. A. 2001 Cyberslacking and the procrastination superhighway: A web-based survey of online procrastination, attitudes, and emotion. Social Science Computer Review ,19, 431-444.

※2 Lim, V. K. G. & Chen, D. J. Q. 2012 Cyberloafing at the workplace: Gain or drain on work? Behaviour & Information Technology ,31, 343-353.

※3 Iqbal, S. T. & Horvitz, E. 2007 Conversations amidst computing: A study of interruptions and recovery of task activity. Proceeds of User Modeling ,350-354.