また「自分なりに考える」人は、仕事に自分なりの意味を見出すといいます。
C (主体性について)まずやらなくちゃいけないことに自分なりの意味付けをできるというか。言われたから作業としてやるというより、こういう意味だからやるんだっていうことを理解した上でやる。(製造)
O やっぱり主体性がある人は、仕事の意味をちゃんと考えて、何のためにこれをやるのかっていうのを考えた時に、じゃあ自分はこういうふうに指示されたけど、でもこれもやった方がいいね、って自分で考えて、先読みしてできるんですね。(小売)
主体的な社員は、仕事の意味を考えるため、次の発想につなげられるといいます。これを逆に考えると、仕事の意味を考えなければ、指示されたことをやるだけで、次に何をするといいのかという発想につなげられない、ということになるのでしょう。
チームの気づきにつながる
若手ならではのこと
「自分なりに考える」ことの先にあるのは、考えたことを「発信する」ことです。「発信する」ことに関する語りをみてみましょう。
D 間違っていてもいいから考える。それを発信する。黙っていたらわかんない。(製造)
「黙っていたらわかんない」という強めの言葉で、「発信する」ことの大切さを伝えます。
V 「主体性」とは、行動、振る舞いの部分も多いと思っています。「いいことを思いついたら、必ず発信してください」ということです。それは組織で働く上では、私は義務だと思っています。(製造)
「発信することは、組織で働く上での義務」とまで言い切っています。仕事で求められる主体性とは、自分なりに考えたことを、「発信する」ことまで含むのです。次のEさんも、「発信する」ことの意義について語りました。
E ある若手が、こうしたいと頭の中で思っていても、それを行動や言葉に出してくれないと、なかなかサポートってできないですし、自分はこうしたいんだっていうことを発信してくれた方がありがたいと思います。その発信によって我々が気づくことも多々あります。(製造)







