中国重慶市の丘の上にある公園に、毎週金曜日と土曜日の朝になると、良縁を求めて何百もの人々が集まってくる。まさに出会い系アプリのリアル版だ。ただし「スワイプ」して相手を選別しているのは主に退職した親たちで、未婚の子どもの配偶者を熱心に探しにきているのだ。これは「相親角(シャンチンジャオ)」と呼ばれ、「お見合いコーナー」という意味だ。英語では「結婚市場(marriage market)」と呼ばれることが多い。履歴書のような紙の書類が婚活用プロフィルとして機能する。性別や年齢、身長、職業、結婚相手に求める条件といった標準的な情報が書かれている。だが体重や収入、両親が年金を受給しているかどうかなど、米国ではタブーとされるような詳細を含むものもある。写真と名前が記載されていないプロフィルも多い。
中国で人気の「婚活アプリ」はリアルな公園
退職者らが未婚の子どものプロフィルを手に「結婚市場」を歩き回る
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