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2025年も残すところあと2カ月となりました。年末は忙しくて放置したままになっていることも多い、資産運用の状況を見直す絶好の機会です。見直す際のポイントをわかりやすく解説します。(ファイナンシャルプランナー 鳥海 翔)
2025年のうちに
「なんとなく持っている資産」を見直そう
あなたには、 「なんとなく」で買った株式や投資信託、ありませんか?
実は、テーマ型ファンドやアクティブファンド、SNSで話題になった個別株などは、一時的に値上がりしても、長期的にはインデックス投資に劣る金融商品が多いものです。
私が数多くの資産運用の相談を受けてきた中でも、「インデックスより低いリターンなのに、なんとなく保有を続けている」という方が非常に多く見受けられます。
これは投資目的があいまいになっている典型的なパターンです。
投資において大切なのは、感情ではなく根拠をもって決めることです。年末は、全ての保有資産を見直すよい機会です。まずはリストを作り、「なぜそれを持っているのか」「今後も保有すべき理由はあるのか」を確認してみましょう。
もし明確な理由が見つからない場合は、思い切って整理することも選択肢の一つです。なぜなら、資産運用の目的は単に増やすことではなく、“守りながら増やすこと”だから。迷いのある資産こそ、年内にしっかりと見直しておくべき対象といえるでしょう。







