
「色眼鏡で見ないでほしい」
錦織は県知事(佐野史郎)の管轄だからクビにできない? ほかに英語ができる人がいないから?
どうするトキ?
主題歌の歌詞「落ち込まないで〜諦めないで〜」が今日もしんみり響く。
ヘブンの言い分としては、関係を疑われるくらいならほかの女中を雇いたいという意味合いだった。
錦織が必死にとりなすと「しぶしぶ」と考え直す。
「しぶしぶ」なんて言葉をよく学んだものだ。熱心な人ではあるのだと思う。
とりあえず「クビの皮1枚」つながったトキは一生懸命働く。主に掃除。
ヘブンの文机まわりで見つけたのは、わらでできた小さな「ブードゥー人形」で、トキは「かわいい」とつぶやく。気味悪いと思わないのはさすがである。
さらに見つけたのは、イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)の写真。それはそっと伏せる。
ヘブンは授業でまた自分の愚痴を生徒たちに聞き書きさせる。
「色眼鏡で見ないでほしい」のほかに「君に言っている。わかっているよな」と明らかに錦織へのメッセージだ。彼の横に立って「君に言っている。わかっているよな」と繰り返す。けっこう根に持つタイプだとは平太が言っていた。
「すいません」と錦織は謝るしかない。なんだか錦織がとってもかわいそう。
午前の授業が終わると、ヘブンはいったん自宅に戻ってランチをとる。ずいぶん、学校が近くにあるようだ。
季節は夏のようで、蚊が飛んできてヘブンの手にとまる。蚊をたたくのも女中の仕事だろうか、とトキは迷いながら、たたこうとすると、「ノー」と拒否されてしまった。
辞書をめくって「殺生ノー」と。
「がんば がんばよね」とか「むずかしいー」とか、いちいちユニゾンで語る蛇(渡辺江里子)と蛙(木村美穂)。
トキのようにここでどちらを選択するか迷う局面はある。正しい選択ができればいいが、間違うと肝が冷える。でもトキは追い込まれてゾクゾクすることも多分嫌いではないはずだ。
トキはクビをかけて頑張る。第36回の見どころはここからだ。







