『ばけばけ』第40回より 写真提供:NHK
日本人の朝のはじまりに寄り添ってきた朝ドラこと連続テレビ小説。その歴史は1961年から64年間にも及びます。毎日、15分、泣いたり笑ったり憤ったり、ドラマの登場人物のエネルギーが朝ご飯のようになる。そんな朝ドラを毎週月曜から金曜までチェックし感想や情報をお届けします。朝ドラに関する著書を2冊上梓し、レビューを10年半続けてきた著者による「読んだらもっとドラマが見たくなる」連載です。本日は、第40回(2025年11月21日放送)の「ばけばけ」レビューです。(ライター 木俣 冬)
「クエスチョン1、ヘブン!」
膝を絶対に曲げないスキップ。それを今日も披露する吉沢亮(錦織役)。
錦織の奇妙な動きを生徒たちが不審そうに見ていると、ヘブン(トミー・バストウ)がスキップに誘う。
生徒たちはすぐ、タタッタタと楽しげに廊下を跳ねるが錦織だけできない。
そもそもスキップはどこのもの? という話から、ヘブンはアメリカ生まれではなかったことが判明する。その事実にざわつく錦織たち。ヘブンを島根に招くにあたりアメリカ生まれが重要視されていたのだろうか。
ヘブンはもっと自分のことを生徒たちに知ってもらおうと、授業が終わると、生徒3人を家に連れて帰る。錦織も一緒。
そこには錦織の弟・丈(杉田雷麟)もいた。ほかに正木清一(日高由起刀)、小谷春夫(下川恭平)。
彼らはスキップだけでなく、英語も優秀だった。
ヘブンが生徒たちを家に招いて、何をしたかというと……。
ヘブンクイズ。
自身に関することをクイズ形式にして紹介し、日本の生徒たちと楽しくコミュニケーションすることだった。トキ(高石あかり、「高」の表記は、正確には「はしごだか」)もクイズに参加する。
「クエスチョン1 ヘブン!」と、じゃじゃん! みたいなジングルを「ヘブン」に置き換えるエンターテイナー・ヘブン。
・ヘブンの生まれた国は(1ギリシャ、2アイルランド、3フランスのどこか)
・ヘブンの嫌いな食べ物は
・ヘブンはかつてレストラン(料理屋)を開いたことがあるか
・ヘブンは40歳か
それらの答えは――。







