マレーシア・クアラルンプールのムルデカ広場とスルタン・アブドゥル・サマドビルマレーシア・クアラルンプールのムルデカ広場とスルタン・アブドゥル・サマドビル Photo:PIXTA

予算10万円~
マレーシア・クアラルンプール

 コスパの良いシティ派向け海外旅行でおすすめが、マレーシアの首都・クアラルンプールだ。高級ホテルの数が多く競争が激しいため、宿泊料金が非常に安い。東京や大阪ではどんなに安くても1泊10万円以上はかかる「ザ・リッツ・カールトン」が、クアラルンプールでは平日なら1泊3万円台から泊まれる。

リッツカールトンのアフタヌーンティーリッツカールトンのアフタヌーンティー Photo:PIXTA

 年末年始だとさすがにそこまでお得にはならないが、それでも東京だと年末年始は1泊3万円以上する「メルキュール」が1泊1万4000円台から空いている。

 また、クアラルンプールはアジア最大手LCCエアアジアの拠点でもあり、航空会社間の競争も激しいため航空券もかなり安い。年末年始、日本発着の直行便は通常時よりも値段が跳ね上がるものだが、東京~クアラルンプールなら12月29日~1月1日にバティック・エアで10万円台があった。2月中のエアアジアなら羽田から直行便で6万円台、3月中でも7万円台で往復できる。

 個人手配ではなくツアーが安心という人には、フルサービスキャリアのマレーシア航空利用、好立地な5つ星ホテルに泊まって1人当たり10万円を切るプランもある(1月~3月)。かなり贅沢な気分を味わえる旅行ができるだろう。

 クアラルンプールは清潔かつ治安が良いのも特徴だ。イギリス統治時代の趣のある建物と、ペトロナス・ツイン・タワーのような超高層ビルの両方を眺めながら街歩きをしてみよう。食事は日本人が食べやすい中華料理を筆頭に、東南アジアの料理やインド系の店も豊富にあるので、グルメには事欠かない。

 日程に余裕がある人は、世界遺産のマラッカ歴史地区に日帰り旅行してみよう。高速バスで片道2時間30分ほどだ。