コード決済サービス「teppay(テッペイ)」を発表したJR東日本の中川晴美常務(左)とパスモの町田武士社長(右)(JR東日本提供)
JR東日本は11月25日、2026年秋の提供開始を予告していたモバイルSuicaのコード決済サービスの名称が「teppay(テッペイ)」に決定し、あわせてモバイルPASMOも2027年春にteppayを導入すると発表した。サービスの内容はさまざまな媒体が詳しく解説しているので、本稿では導入の背景と今後の課題を探りたい。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
キャッシュレス化の進展で
チャージ額の上限が制約に
コード決済サービス「teppay」は、Suicaを「移動と少額決済のデバイス」から「生活のデバイス」へ進化させる「Suica Renaissance」の第2弾との位置付けだ。同社はさまざまな機能を一括して利用できる「Suicaアプリ(仮称)」を2028年度にリリース予定と発表しているが、先行してteppayを搭載するのは、コード決済サービスへの期待の大きさを表している。
コード決済画面(JR東日本提供)
グループ経営ビジョン「勇翔2034」は、今後の経営方針を生活のデバイスに進化した「Suica」を基盤に、「モビリティ」と「生活ソリューション」の二軸経営と定めている。Suicaの発行枚数(2024年度末時点)はカードタイプが約1.1億枚、モバイルSuicaが約3300万枚であり、電子マネーとしても幅広く利用されている。








