でもね、その「反省」や「改善」は自分にとって本当に意味のあること、本当に大事なことだったりするんでしょうか。
誰かの何気ない一言や理不尽な言葉がきっかけで、あなたの特性や素晴らしさを押さえ込んだり捨ててしまうのは、ちょっともったいない。
「小さいことが気になる」のは「繊細で細やかなところに気づける」という長所になったりします。
「素直に聞かない」のは、「物事を鵜呑みにせず、ちゃんと考えている」という良さになるかもしれません。
「まわりを見渡せない」のは、「集中力がある」という意味にもなります。
つまり、「自分の良さ」「自分本来の特性」を無理して消してしまうことにつながったりもするんですよ。
本来の特性や素のままの自分を
大切にしてみよう
だから反省や改善は、あせってするのではなく、まずは自分の心も体もケアして、フラットな状況になってからでもいいんじゃないかなと思うんです。
誰かから気になる一言や胸に刺さる言葉を言われたときは、すぐに反省して改善しようとがんばろうとするのではなく、いったん立ち止まって、自分の心や体のケアをする。
そして、心身ともにいい状態でその言葉を振り返ってみるのです。
たとえば、ノートにその言葉を書いてみて、
「その言葉の意味はどういうことか」
「反省するところ、改善するところは本当にあるのか」
「その反省や改善によって『自分らしさ』に無理は出ないか」
などを考えてみるのです。
誰かからふと言われた言葉で「変わらなきゃ」「このままじゃダメ」と反省や改善をしがちですけど、もちろんそれも悪くないんですけど、でもまずは、自分を心身ともにケアして落ち着いた状態で自分と向き合ってみることが大切だったりします。
そして、「自分本来の特性」「素のままの自分」も大切にしてあげてほしいなとも思います。
そのうえで、自然と変わりたいと思ったときに、変わるのでもいいんじゃないでしょうか。
キャパオーバーする前に
手を抜けるところを探す
「あれしなきゃ、これもしとかないと、って段取りばかりがそこそこうまくなって、結局、自分も家族も大切にできてない気がする」なんて悩みを聞いたことがあります。







