真面目で、がんばりやさんってこういう人が多い気がします。
もちろんがんばってうまくいくのなら、それはそれでいいことです。
でも、がんばりすぎてしまって、自分がへとへとになってしまったり、心がすりきれてしまったり、「もうダメだ」みたいになっているとしたら――。
「手を抜く」のもありだと思います。
上手に手を抜くポイントは自分のキャパがオーバーする前に「手を抜けるところはないか」という視点をもつことです。
たとえば、仕事をたくさん抱えているときに、上司から急ぎの仕事をふられたとします。
「手を抜けるところはないかな」という視点がないと、
「今やっている仕事も終わってない!→上司の仕事も断れない!→仕事つらい→もう会社やめよう」
なんて思いつめてしまうかもしれません。
一方、「手を抜けるところはないかな」という視点があると、
「今やっている仕事も終わっていない!→上司の仕事も断れない→」の段階で、「あ、そろそろつらくなるな。キャパオーバーの一歩手前かな。手を抜く場所を考えたほうがいいな」と思えたりするのです。
『5日労働』と『2日休み』に
最初に分けた人が悪い?
その結果、次のような解決策が頭に浮かんだりするんですよ。
「今やっている仕事を、少しずらせないか聞いてみよう」
「上司の急ぎの仕事は半分だけ引き受けられないか聞いてみよう」
無理していっぱいいっぱいになって、「もうダメだ」となってしまうより、全然いいと思いませんか?
そのためにも、普段から「自分はどのくらいの時間でどういう仕事ができるのか」、「どのくらい働いたら休憩が必要なのか」などキャパや体力、できることを知っておくといいでしょう。
人それぞれ、キャパも体力も能力も違います。
大切にしてることも違います。
だから、「自分のキャパを知っておくこと」「キャパがいっぱいになってきたら、手を抜く場所を探すこと」が大切なんですよ。
「『週に5日働けるのが普通』なんて誰が決めたの?」なんて思いませんか。
ちなみに、僕は、「7日間を『5日労働』『2日休み』に最初に分けた人が悪い。百歩譲って4対3だろ、割り算苦手か」なんて「常識」にツッコミを入れながら生活していたりします。







