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手抜き、貧乏ゆすり、28℃以下のエアコン……私たちがこれまで「ダメ」と言われてきたものたちは、もしかしたら仕事のパフォーマンスを上げるうえで重要だったのかもしれない!仕事で疲労を感じたときに取り入れてほしいポイントなどを解説しよう。※本稿は、医師の梶本修身(監修)『最新医学でわかった 脳ファーストの休養学』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。
室温22~24℃が
仕事効率を向上させる!
環境省は2005年からクールビズを推奨し、夏のオフィスの室温を28℃に設定するよう呼びかけていました。現在はそのような呼びかけは行われていませんが、当時の名残なのか、今も夏には室温28℃とする会社もあるようです。
労働安全衛生法には、「室の気温が18度以上28度以下及び相対湿度が40%以上70%以下になるように努めなければならない」と記されていますが、熱中症予防の観点からも、室温28℃は明らかに高すぎです。
ヘルシンキ工科大学とローレンス・バークレー国立研究所(アメリカ)の研究によると、仕事効率を高めるのに最適な温度は、21~22℃で、30℃では、22℃の室温に対して仕事効率が8.9%低下するという結果が得られました。
また、室温21~25℃では、短期的にはパフォーマンスに影響がないものの、25~32℃の環境では1℃上がるごとに仕事効率が約2%低下することも判明しました。
仕事効率を上げるなら、オフィスの室温は22~24℃になるようにエアコン温度を設定することが仕事効率を高めてくれます。







