実は貧乏ゆすりが
疲労の解消に効果的?
「貧乏ゆすり」は行儀が悪いと思われがちですが、実は積極的に取り入れたい健康習慣です。
『最新医学でわかった 脳ファーストの休養学』(梶本修身:監修、宝島社)
座りっぱなしのオフィスワークや集中力を必要とする会議中などに貧乏ゆすりをすると、血流アップになり、疲労も軽減します。
長時間のフライトで起こりやすい「エコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)」は、脚の血行不良で血栓ができ、肺動脈で詰まってしまう病気ですが、貧乏ゆすりがその予防に非常に効果的であることが示されています。
ロンドン大学などの研究によると、貧乏ゆすりにはウォーキングと同じ効果があり、血行改善、むくみの解消、足の温度の上昇などのほか、セロトニンの分泌を促し、ストレスの低減効果も期待できることが判明しています。
1日7時間以上座っている人は、1日座っている時間が5時間以内の人に比べると死亡率が30%上がるというデータがありますが、7時間以上座っている人の中でも、貧乏ゆすりの習慣のある女性の場合は、座る時間が5時間以内の女性に比べて37%死亡率が低いことがわかっています。







