「犬のおまわりさん」などで
知られる童謡作詞家の佐藤義美

 音楽では、昭和期の作曲家・高木東六がいた。オペラ、ピアノ曲などのクラシック音楽にとどまらず、シャンソンやポピュラーなど多岐にわたって作曲した。

 佐藤義美は童謡作詞家で、代表的な作品に「犬のおまわりさん」「月の中」などがある。横浜翠嵐高校で高木東六と同級だった。旧制大分県立竹田中学(現竹田高校)から転校してきた。郷里の竹田市に記念館ができている。

 手使海(てしかい)ユトロは作曲家、編曲家、シンセサイザー奏者だ。2014年の横浜翠嵐高校創立100周年記念演奏会にて作曲・指揮者として活躍した。

 声楽家の熊坂良雄、声楽家でナポリ歌謡をテーマに演奏活動を展開している松本淳子、バスーン(ファゴット)奏者の加藤洋男、ハーモニカ奏者の崎元譲、サックス奏者の井上淑彦、ヴァイオリン奏者の西川玲子、尺八奏者の三橋貴風、ピアニストの佐藤良美らが、OB・OGだ。

 井桁典子はクラシックギター奏者だ。1980年代にスペイン、ブラジル、米国に留学し、有力な奏者の手ほどきを受けた。日本各地や香港、スペインなどでギター教室とコンサートを展開している。

 クラシックギター奏者では、鈴木大介もいる。横浜翠嵐高校を経て早稲田大文学部卒。大学在学中の1992年にバルセロナのマリア・カナルス国際音楽コンクール・ギター部門で3位に入賞した。2002年~08年、NHK-FMにて「気ままにクラシック」を担当した。

 山本昭弘は、真言宗宝塔院(横浜市緑区)の住職であり声明(しょうみょう)師だ。経文や真言に旋律抑揚をつけて唱える仏教声楽曲が声明だ。

 桂小すみは、寄席などで三味線に合わせて俗曲を歌う音曲師だ。

 田辺とおるはオペラ歌手だ。後藤恭子はフルート奏者、山戸宏之はユーフォニアム奏者だ。チェロ奏者の石黒豪、ピアニストの本間久美子、ホルン奏者の大出佳子もOB・OGだ。

 馬場洋一は、神奈川県内有数の音楽施設である「かながわアートホール」(横浜市保土ケ谷区)の館長で、動画配信をスタートさせた。

 メディア関連では、テレビ番組ディレクターの伊藤成人、ゲームデザイナーの草分け・遠藤雅伸がいる。

 三木聡は、『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)、『トリビアの泉』(フジテレビ)など人気番組の放送作家・構成作家として知られる。

 芸能界では、ミュージカル俳優、歌手の佐山陽規、プロダンサーでテレビや映画のダンス演出や振り付けをしているwatariがいる。

 愛河里花子(りかこ)は声優で、『サザエさん』(フジテレビ)での2代目タラちゃんが話題となった。