『利他はこうして伝染する――小さな1歩を大きなうねりに変え、優しさが活きる世界をつくる』(クリス・アンダーソン著、北村陽子訳、英治出版)
・200人の人が生涯忘れないだろう贈り物を受け取った。
・この200人の受け手が「恩送り」をした結果、さらに1000人以上が恩恵を受けた。
・世界中の500以上の団体が寄付を受けた。
・ソーシャルメディアで100万人以上が、#MysteryExperimentのハッシュタグをつけてシェアされた利他のストーリーを見聞きした(平均で各人6回)。一部の人は自分も利他の行為で呼応した(オランウータンの里親になった人もいた!)。
・2本の科学論文が出版され、かつてない規模で利他の連鎖反応の恩恵を立証した。
・幸福。たくさんの幸福。PNAS掲載の論文によれば、寄付者のカップルが元のお金から受け取っただろう幸福の200倍(このカップルは、資金を手放したことで幸福が奪われるどころか、実際に自分たちも喜びを受け取ったと話している)。
・この実験を間近で見たことは、私が利他についてのこの本『利他はこうして伝染する――小さな1歩を大きなうねりに変え、優しさが活きる世界をつくる』(英治出版)を書かねばならないと確信する手助けになった。
最終的に、この匿名のカップルの贈り物は、金銭的な提供がインターネットの力で大胆にターボチャージされたときに何が起こりうるかを示す、大きな意味を持つものになった。美しいさざ波効果が、誰の目にもわかる形で起きたのだ。
200万ドルを提供する機会を持てる人はほとんどいない。だが重要なのは額ではない。優しさの行為はすべて増幅されうる。必要なのはただ、ほんの少し夢を見て、勇気を出そうとする意思だけだ。
なぜなら、私たちは歴史上類を見ない時代に生きているからだ。新しいスーパーパワーが手の届くところにある。それを喜んで受け入れるときが来たのだ。







