カタール航空のビジネスクラス。4人向かい合わせシートと機内食例 Photo by Koji Kitajima
航空産業の未来を占うドバイエアショーで、中東エアラインのガチンコ対決を垣間見た。新興リヤド航空を含める4社のビジネスクラスと運賃を比較検証。エミレーツ航空副社長の独占インタビューもお届けする。(航空ジャーナリスト 北島幸司)
中東エアライン
ガチンコ対決の行方は?
現在の中東は地理的な優位性を生かし、世界をつなぐハブ空港がそろう。エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空は、日本人が欧州やアフリカ、南米へ向かうのにも便利なエアラインだ。
その市場に、サウジアラビア国営の「リヤド航空」が参入する。今年10月に英ロンドン線で商業運航を開始。2030年までに世界100都市以上への就航を目指している。このプロジェクトを率いるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が大変な親日家で、東京路線の早期開設が有力視されているのだ。
日本では羽田・成田・関西の主要空港に乗り入れるエミレーツ航空は、国際線旅客輸送量で世界トップクラスであり、その存在感は圧倒的。その地位を追うカタール航空、エティハド航空も個性的なサービスや魅力的な運賃でしのぎを削っている。中東エアラインはさながら群雄割拠の戦国時代に突入した。
そうした状況を分かりやすく理解するためにも、4社のビジネスクラスの特徴を比較してみよう。ちなみに、欧州系や日系キャリアと比較しても魅力的なことが分かるだろう。乗り継ぎ便になるので運賃が安くなるが、それだけではない。スペックやサービスの質に着目すべきだ。







