宇宙輸送事業の担い手として
日本のスタートアップに熱視線
アメリカ政府のITAR(国際武器取引規則)の規制や、各国の経済制裁によるロシアへの衛星事業の発注停止など、不安定な世界情勢もビジネスのうえでは日本の追い風だ。特にアジア・欧州からの宇宙輸送事業の依頼先として、日本の企業が注目を集めている。
実際、海外の多くの衛星事業者から、日本のスタートアップに問い合わせが殺到しているという。われらISTも、今後は多数、ロケット輸送を請け負うことになるだろう。
IT分野で、日本はアメリカや中国に、勝つことができなかった。本当は1980年代から、圧倒的に勝てる条件は揃っていた。なのにITの未来を見損じた大手企業の悪手が重なり、後塵を拝する結果となった。
負の歴史を、宇宙ロケット産業で繰り返すわけにはいかない。僕もそうはさせないと、ISTで多くの仲間たちと必死に頑張っている。稼いで、「勝てる」未来を求めるならば、宇宙ロケット産業を目指そう!
ISTでは常にエンジニアを募集している。他のスタートアップも、人材不足が続いている。技術に自信のある人は、チャレンジしてみたらどうだろう?
将来を、宇宙に賭ける。それは夢物語ではなく、確実に「稼げる」選択肢の時代になっているのだ。
プロ野球参入には
明確な勝算があった
10年ほどで社会の環境は、様変わりしたと述べた。しかし若い世代の、やってみたい仕事のイメージは、あまり変わりがないらしい。「なりたい職業ランキング」を見てみると、小・中学生の人気トップは、ずっとプロスポーツ選手だ。
声優やイラストレーター、動画配信者など時代を反映した仕事も人気は上がっているが、「野球選手でメジャーリーグに!」「テニスプレーヤーで四大大会制覇!」という夢は、いつまでも一番人気であり続けている。
大谷翔平や大坂なおみなど、年間数百億円以上を稼ぐスタープレイヤーが、途切れず出現していることも理由だろう。







