では、もし、あなたのもともとの性格が調和を重んじるタイプだったらどうするか。
まず、自分の性格を変えようと努力すること。次に、あなたが経営者なら争いごとにも進んで対処し、あなたの弱点をカバーしてくれる幹部を採用すること。そうすれば気が進まないタスクをある程度彼らに任せることができるだろう。
許容すべき部下のミスと
許してはならないミスの違い
マネージャーや役員や起業家であれば、社員のミスを許せるようにならなければならない。もっとも、ミスから学ぼうとしないか、学ぶことができずに、何度も何度も同じミスを繰りかえすようなケースは許容すべきでない。
だが、リスクを取った、または、何か新しいことにチャレンジしたために起きたミスの場合は、処罰されるべきではない。あらゆるミスを処罰すると、新しいことにチャレンジしようという社員の前向きな気持ちを削いでしまうことになる。
ジャック・ウェルチは新卒でゼネラル・エレクトリックで働きはじめたとき、ミスを許してくれる上司に恵まれたという。彼の部署が新しい化学工程を試しているとき、事故が起きたことがあった。
「ピッツフィールドの事務所にいたとき、通りを隔てた向かい側にあるパイロットプラントで爆発が起きた。凄まじい爆風で、建物の屋根が吹き飛び、最上階の窓がすべて粉々に割れた。私自身も含め、みな、全身の震えが止まらなかった」
このプロジェクトの担当だったウェルチは、責任を取らなければならなかった。翌日、約150キロ離れたコネチカット州ブリッジポートまで車を飛ばし、上司に事故の報告をしに行った。
「なぜ爆風が起きたのか説明できたし、問題の解決策のアイディアもいくつか持っていた。だが、私は緊張と不安でいっぱいいっぱいだった。私の自信は、あの事故で破壊された建物と同じくらい、崩壊寸前だった」とウェルチは振りかえっている。
新卒のウェルチが感動した
上司の理性的な態度
ウェルチはその上司のことをよく知らず、どんな反応が返ってくるか見当がつかなかった。







