ただのリアクション芸じゃない!出川哲朗の「ヤバいよ、ヤバいよ」は逆境をチャンスに変える最強技術だった出川哲朗 Photo:SANKEI

かつては「嫌いな芸能人」の筆頭クラスだったお笑い芸人の出川哲朗。それがいまや、好感度ランキングの上位に名を連ねる存在となった。実は、彼の代名詞でもある「ヤバいよヤバいよ」は、単なるリアクション芸ではないという。数々の人気芸人を育ててきたNSCのカリスマ講師が、「ヤバいよ」に隠された成功の秘密を明かす。※本稿は、吉本総合芸能学院(NSC)東京校・大阪校講師の桝本壮志『時間と自信を奪う人とは距離を置く』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

キラキラ輝く一流芸能人でも
不安を抱えて生きている

 仕事での失敗、心身の不調、大切なものや人の喪失。何もやる気が起こらない状態になることは誰にでもありますよね。心が弱ったときは、何を考え、何をするべきなのでしょうか?

 いま心が弱っているみなさん、あなたはいたって正常です。今日も世界ではたくさんのモノが生産されていますが、もっとも多く生産されるのは、自動車でも半導体でも鶏卵でもなく「人の失敗」「不安」「悩み」です

 職場の同僚、公園のママ、コンビニの店員、交番の警察官、みんな快活に見えますが、失敗を悔やんでいたり、身体のどこかが悪かったり、愛犬を亡くしていたり、それでも頬の肉を上げて笑っている。世間とはそんなもの。

 これまで「一流」と呼ばれる芸能人やクリエイター、経営者の方々と膝を突き合わせてきましたが、心が弱らない人なんて1人もいませんでした。自信にあふれキラキラと生きているように見える人こそ、ポジティブな言動の裏には、心が弱ってネガティブになった過去がある

 メンタル不調の日々があったからこそ、彼らは一流と呼ばれる人物になったとも考えられるのです。