そんなに嫌われても、なぜ平気でいられるのか?それは、僕が全然売れる気配のない芸人だったことが、大きいと思います。
巷に溢れる誹謗中傷は
嫉妬心でできている
2022年に『R-1グランプリ』で優勝した時、僕は36歳と11カ月でした。その日まで普通にバイトしながらの生活を送り、37歳になってやっと芸人の仕事一本でご飯が食べられるようになった。
それぐらい芽が出るのが遅く、なんなら「一生このまま売れないかもしれない」という不安と戦う毎日を、2008年10月に松竹芸能に入り芸人として歩み始めた頃から約13年半ほど続けてきたんです。
そんな、芸人の世界でほぼ消えていたような人間にとって、どんな形でも知ってもらえることは、本当にうれしい以外の感情がありません。
生きているのに、周囲から姿かたちが見えていないような、誰からも評価されなかった人生を送ってきてわかったこと。「人は、無視されて、まるで存在していないかのように扱われるのが一番キツイ」。
だから、「アイツ、気に食わない!」と他人から言われている状況というのは、その人が目立っているから、才能があるからなんじゃないか、とも思うんです。
だって『シンデレラ』の時代から、華やかでキラキラとした人は、何かと目の敵にされてきている。少女漫画の世界でもそう。
ドラマの『花より男子』(TBS系)を観ていて、井上真央さんがイジメられ、卵をぶつけられているシーンで、「F4を怒らせて嫌われたぐらいで、ここまでやられないだろ!明らかに井上真央が可愛いからやっかみでイジメてるヤツいるだろ!」と思ってました。本当に嫌われていたら、その場にいない透明な存在として扱われると思うんです。
今、世の中って普通に誹謗中傷に溢れていますよね。いつ他人から、実生活、SNS上などで嫌われたり悪口を言われるかわかりません。実際に誹謗中傷に悩んで傷ついている人もいると思います。本当につらいと思う。
そんな時、「みんな俺のことが気になって仕方ないんやな!」と、心にしんいちマインドを入れてみてください。ほんの少しだけ、楽になるかもしれません。







