難関・上位男子校の動向
埼玉や千葉でも“難関疲れ”の雰囲気は漂っていたが、東京と神奈川はどのような状況にあるのか。まずは1回だけ入試を行うAランクの難関男子校から見ていこう。「御三家」というくくりはだんだん意味をなさなくなってきているのかもしれない。
2月1日に最も多くの男子受験生が集まる300人募集の開成(1146人・2.7倍)は、志望者数の微増傾向が続いた。23年(1193人・2.9倍)、24年(1190人・2.8倍)と少しずつ緩和してきたが、26年は前年並みで収まりそうだ。160人募集で校風も似ている1日の武蔵(500人・2.8倍)と2日の栄光学園(661人・2.7倍)もまた前年並みが続いている。
一方で、横浜方面からの受験生も多く、募集人数が300人と240人で、例年受験生のトレードオフの関係にある1日の麻布(737人・2.2倍)と駒場東邦(597人・2倍)は、いずれも減少傾向が続いており、さらに倍率が緩和する可能性が高まっている。すでに2倍程度の倍率であることを考えると、難関校の中では狙い目の入試といえそうだ。
早慶の付属校では、180人募集の慶應義塾普通部(630人・3.3倍)が1割減まで志望者数を減らしている。23年(587人・2.9倍)、24年(526人・2.7倍)から25年に大きく伸ばしたことへの反動だろう。実倍率3倍を維持できるかが焦点となる。120人募集の早稲田大学高等学院(366人・3倍)は微増から微減に転じている。こちらは23年(465人・3.3倍)、24年(416人・3倍)と緩和傾向が続いている。やはり26年に3倍を維持できるか。
3日は、24年から通学区域がさいたま市などまで拡大された120人募集の筑波大学附属駒場(644人・4.1倍)が微減傾向となった。23年(627人・4.1倍)、24年(555人・4.3倍)と受験者数の動きが激しいものの、4倍台を維持しており、26年も4倍を保つことができるか。
Bランクで3日に最多の男子受験生を集める240人募集の浅野(1402人・2.6倍)は、5%程度の減少傾向が続いている。23年(1399人・2.3倍)、24年(1429人・2.4倍)と受験者数は隔年現象も見られるが、倍率が2.5倍程度まで緩和するかが注目点となる。
次いで、入試を2回行う難関男子校を見ていこう。1日難関校の併願先として人気の聖光学院はいずれもAランクで、175人募集の2日[1回](717人・3.4倍)と50人募集の4日[2回](674人・6.2倍)に入試を行っている。11月ではいずれも1割ほど志望者数が減少している。[1回]は23年(711人・3.3倍)、24年(665人・3.2倍)、[2回]は23年(587人・4.9倍)、24年(635人・5.2倍)と倍率が上昇傾向だったこともあり、26年は倍率の緩和が見込まれる。







