2回入試男子校の状況 

 引き続き2回入試校を見ていこう。早稲田と海城は新宿区にあり、1日と3日に入試を行うライバル校だ。いずれもAランクの早稲田大学系属校の早稲田から見ていこう。200人募集の1日[1回](747人・3倍)は23年(723人・2.8倍)、24年(740人・2.9倍)、2日[2回](994人・4.2倍)は23年(963人・4.2倍)、24年(1015人・4.7倍)でいずれも比較的安定している。志望者数も前年並みで、26年も同様の競争状況となりそうだ。

 海城はBランクの1月7日[帰国生](172人・3.1倍)で30人を募集するところに特徴がある。BからAランクに上がった1日[1回](509人・3倍)とAランクの3日[2回](1021人・2.9倍)で各145人を募っている。志望者数は微減が続き、少し弱含みである。

 いずれもBランクのサレジオ学院は、1日[A](340人・2.1倍)と4日[B](421人・3.9倍)がある。倍率が2倍近く開いていることもあってか、志望状況は、前者が1割弱増、後者が微減と分かれた。

 桐朋にはCランクの1日[1回](373人・2.5倍)とBランクの2日[2回](509人・2.2倍)がある。志望者数は前者が1割弱、後者が1割それぞれ減少しており、弱含みである。は、Cランクの1日[1回](476人・2.5倍)とBランクの4日[2回](775人・3.3倍)があり、前年並みと微減に分かれた。似たような両校だが、受験者数の開きは多摩(国立市)と都心(港区)という立地の違いに起因している。

 立教大学の付属校はいずれも男女別学である。立教池袋は、Cランクの2日[1回](367人・4倍)の志望者数3割減が続いている点が気になる。24年(287人・3倍)から大きく跳ね上がったことへの反動で、3倍台前半への緩和も見込まれる。CからBランクに上がった5日[2回](173人・8.7倍)も1割強減少している。こちらも24年(141人・7.1倍)程度まで戻すかもしれない。一方、Cランクの立教新座3日[2回](228人・5.7倍)は1割強の増加傾向が続いており、23年と24年が共に217人・4.7倍からであり、26年の続伸もありそうだ。

 学習院は、CからDランクに下がった2日[1回](354人・2.4倍)は減少傾向で受けやすくなりそうだ。その点、Cランクを保つ3日[2回](232人・4倍)はこの高倍率にもかかわらず4割増が続いており、4倍を割ることは考えづらいだろう。

 2回目の入試回を設定した当時、爆発的に人気化した暁星は現在どのような状況にあるのか。CからDランクに下がった2日[1回](152人・1.5倍)は微減、Cランクの3日午後[2回](100人・4.2倍)は微増となっており、いずれも25年と大きく変わることはなさそうだ。

 本郷には3つの入試回があるものの、立ち位置は早稲田や海城と似ている。特に2日[2回](1243人・2.2倍)は、この日の男子校で最多の男子受験生を集める人気入試回だ。志望者数は5日[3回](528人・13.2倍)と共に微減状態となっている。いずれもBからAランクに上がったことも影響しているのだろうか。Bランクの1日[1回](570人・3.5倍)は1割強減まで緩和が進んでいる。第一志望が集まる傾向の初回が伸びると、本郷も晴れて難関校と呼ばれる存在になるのだが。