嫉妬の正体は、心に残った「最後の希望」
以前、私は執着について、「執着を手放せば楽になるけれど、最後まで手放せなかったものこそが人生の希望である」というお話をしました。
取り返しのつかない禁断の「パンドラの箱」を開けると、中から嫉妬や執着などの負の感情が飛び出してきますが、最後に残るのは「希望」です。嫉妬の理由となっている「どうしても手放せない執着」は、言い換えればあなたの「希望」そのものなのです。
ですから、無理にその気持ちを消して清廉潔白に生きようとする必要はありません。「これは自分にとって譲れない大切なラインなんだ」と認めることで、自分がこれからどう生きていきたいのか、進むべき方向が見えてきます。
「解像度」を上げて自分の道を歩む
自分と向き合い、嫉妬の正体を分析していくと、物事の「解像度」が上がっていきます。
例えば、ライバル店の売り上げの高さに嫉妬したとしましょう。よく分析してみると、相手は「手軽さ」で売れているけれど、自分は「質の高さ」を追求したいのだと気づくかもしれません。
このように解像度が上がると、「自分と相手は立っている土俵が違うのだ」ということが明確になります。言い換えれば、純粋に「私は私の道を目指せばいいんだ」と納得できれば、嫉妬という呪縛から解放されます。
嫉妬を感じた時は、自分を責めるのではなく、まずはその気持ちを認めてあげてください。そして、「自分が本当に大切にしたいことは何か」を追求してみてください。そこから導き出された答えは、きっとあなた自身を救ってくれるはずです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。








