ネガティブだった4歳息子が変わった!
「どうせできない」「楽しくない」――。
当時4歳だった私の次男は、おっとりした性格である一方、何事にもマイナスな側面から入るクセがありました。先生に注意されたことをずっと覚えていて、新しいチャレンジを避ける傾向にあったのです。
実は当時、通っていたプリスクールで実年齢よりも難しい内容を課されていました。当然うまくこなすことができず、来る日も来る日も「できない自分」を突きつけられる。そういう環境では、誰だって自信をなくしてしまいます。
次男は「僕はダメな子なんだ」と思い込むようになり、彼の脳のセンサーは、自分の「できないこと」「足りないこと」ばかりを探すようにセットされてしまいました。どんなに良いことがあってもそれに気づけないほど、心がしぼんでしまっていたのです。
親として、深く悩みました。ですが私は、彼を無理に「できる!」と励ましたりはしませんでした。その代わり、ある「脳の習慣づけ」を試みたのです。
それは、ポジティブ心理学の創始者の一人であるマーティン・セリグマン博士が提唱した「幸福感を高める科学的な方法」を、子ども向けにアレンジしたものです。ルールはごくシンプル。「毎晩、布団の中で、今日あった『うれしいこと』を3つ声に出して言う」だけです。
最初、彼は「秘密」や「教えない」といって拒否することがほとんどでした。彼の脳のセンサーが「うれしいこと」に反応していないので、答えることが難しかったのです。しかし、私が「ママは今日、○○が楽しかったな」と先に言うなどして粘り強く促すと、2週間たって明らかな変化が訪れました。
「おやつがおいしかった」「折り紙が上手につくれた」と、自分からポツリポツリと話し始めたのです。そして、明らかに表情が明るくなり、笑顔が増えました。
「うれしい」側面をキャッチする、脳のセンサーの感度が上がったのです。これを繰り返すことで、次第にセンサーが切り替わり、ポジティブな捉え方をするクセが付きました。12歳になった今でも、その捉え方をキープしています。
自己肯定感について、国別に調査における平均値を算出し比較。 日本のみが他国と比較して自己肯定感が低かった。「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査」(令和5年度)こども家庭庁 拡大画像表示







