数々の企業を再建してきたデヴィッド・ノヴァクは、世界の成功者100人から仕事も人生もうまくいくための知見を集め、『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、特に仕事の判断をする際の落とし穴について紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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素早い判断=よいこと?
ビジネスの現場では、素早い判断が求められます。
一方で、判断が速いことと、判断が正しいことは同じではありません。
経験を重ねるほど、自分なりの見方や考え方が固まり、思考の幅が狭くなることもあります。
デヴィッド・ノヴァクは、優秀なリーダーほどこの点を意識していると語ります。
優秀なリーダーは誰にでも偏見や先入観、独自の考え方や視点があることを知っている。
自分の偏見や先入観に惑わされないように気をつけ、他人の話も鵜呑みにしない。
学んだことに基づいて、自分で判断を下す。
自分の偏見や先入観に惑わされないように気をつけ、他人の話も鵜呑みにしない。
学んだことに基づいて、自分で判断を下す。
重要なのは、「自分は客観的だ」と思い込まないことです。
誰であっても、過去の経験や立場によって判断は偏ります。
目の前の情報を信じてしまう
『Learning』では、人間の思考のクセについてこのように書かれています。
人間は生まれつきスポットライトの外側にある情報を考慮せずに結論を出したり、即断したりしようとする、目の前の情報を過度に重視する傾向がある。
会議で強く主張された意見や、直近の出来事など、
目立つ情報だけで結論を出してしまうと、重要な前提を見落としかねません。
さらに注意が必要なのが、他人の評価です。
私たちは信頼している知人から「これがそうだ」とか「この人はこういう人だ」と言われると、それを簡単に受け入れ、それ以上自分で考えようとするのをやめてしまう。
信頼できる人の言葉ほど、思考停止を招きやすいのです。
自分でまず考えること
だからこそ、ノヴァクはこう結論づけます。
だが最善の判断をするためには、スポットライトが当たっている場所の外に目を向け、多くの情報を探さなければならない。
目立つ情報や他人の意見に流されず、
自分で考え、判断する。
この姿勢が、ビジネスの現場で長く通用する判断力を支えます。
(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集して作成しました。)



