大きくなったX3だが、BMWの中では「コンパクトSUV」
SUVをコンパクトサイズ、ミドルサイズ、ラージサイズと分類するのに明確な定義はありませんが、私は以下を一つの基準にしています。「おおむね」としているのは、全長だけでなく全幅や全高の違いでも印象が変わってくるから。
■ミドルコンパクトSUV:おおむね全長4300~4500mm
■ミドルサイズSUV:おおむね全長4500~4800mm
■ラージサイズSUV:おおむね全長4800mm以上
2025年に日本導入された4代目X3の印象は「ついにX3もラージサイズになったか」でした。しかしスペックを見ると、ボディサイズは全長4755×全幅1920×全高1660mm。全長は3代目から35mm長くなっただけだし、全高はわずかですが3代目より低くなっています。私の基準でいえば、まだまだミドルサイズのSUVに属します。
それでも新型X3が先代よりかなり大きくなったように感じるのは、エンジンルームの厚みとそこに収まるキドニーグリルの存在感、さらに立体感のあるボディ形状によるところが大きいと思われます。
私がラージサイズになったと感じたX3ですが、BMWのSUVラインナップではプレミアム・コンパクト・セグメントに位置づけられています(私たちの感覚ではコンパクトには感じませんが)。X3より大型のモデルとしてX5、X6、X7があることを考えれば当然のセグメント分け。ちなみにX7のボディサイズは全長5170×全幅2000×全高1835mm。圧巻です!
現行型X3は、フロントの“塊感”によって、かなり大きくなったように見える(広報写真)
そんなX3には新世代のデザイン言語が取り入れられています。それを象徴するのがキドニーグリル内に施された斜めのライン。これにより、塊感があるスタイルながらシャープさも感じられるデザインになっています。この斜めのラインは今後のBMWのアイデンティティのひとつになるようで、センターコンソールやトランク開口部など、随所に施されています。
新デザイン言語で取り入れられた斜めのラインは、インテリアでも使われている(広報写真)
見た目は大きく感じますが、実は全長はスバル レヴォーグと同程度。全幅は1900mmを超えてくるので、生活道路など狭い道では取り回しに苦労する場面があるかもしれません。ただ、実際に運転席に座ると意外と取り回しがいいクルマなので、そこまで身構えなくても大丈夫だと思いますよ。
(AD高橋)







