選択肢を選ぶ、意見を述べる、解答を記入する、首を傾げる、わからず降参する、など。あなたが質問することで、相手は何かしらの反応を返してくれる。問いかけとは、たったこれだけのシンプルなコミュニケーションです。
なぜこの「問いかけ」に工夫を凝らすことが、チームのポテンシャルを活かす結果につながるのでしょうか。
それは、あなたの「質問」に対して、相手が返す「反応」のメカニズムに秘密があります。
質問の仕方によって
相手の反応が変わる
少し身近な質問を例に考えてみましょう。たとえば、「昨晩、何を食べましたか?」という質問を思い浮かべてみてください。
あなたはおそらく昨晩の記憶を振り返って、実際に食べたメニュー(あるいは食事を抜いてしんどかった記憶)を想起するでしょう。
この質問は、あなたに「記憶を思い出す」という反応を起こすことに成功しました。
同書より転載
もしこれが、「1年前の今夜、何を食べていましたか?」という質問だったらどうでしょうか。
よほど記憶力に自信がない限り、正確な記憶を思い出すことはできないでしょう。困ったあなたは、スマホのカメラロールを辿ることで、手がかりを探すかもしれません。
先ほどと同じような質問でも、「1年前」という制約が加わることで、「記録を調べる」とか「お手上げ」といった反応に変わりました。
他にも「この近くに、評判の良い和食の店はありますか?」と質問されたら、心当たりの名店を紹介して「知識を披露する」かもしれませんし、その場でスマホを取り出して「情報を検索する」かもしれません。
このように、投げかける「質問」の仕方によって、相手の「反応」は、まったく別のものになります。







