絶好調の「都市大等々力」と緩和傾向の「芝浦工大」

 これまで、東京と神奈川の一般入試が解禁となる2月入試の男子校と女子校、東京にある共学難関・上位校(共学校編I)について見てきた。今回は東京にあるC・Dランクの中堅共学校が対象となる。まずは絶好調の東京都市大学等々力(世田谷区)から見ていこう。1つの入試回だけBランクで、他はすべてCランクとなる。25年と比べて細かい変更点がいろいろあるが、各科目の試験時間を5分ずつ短くすることで、終了時間も早くなっている。スライド合格(3日は逆スライド合格も)があり、帰国生20人と一般生180人を募集する。

 4科の1日[1回特選](男子88人・2.8倍、女子88人・2.2倍)は、DからCランクに上がった男子が3割半増、女子は3割弱増となっている。最多の受験生が集まる1日午後[1回S特選](男子248人・1.7倍、女子163人・1.8倍)は、4科に加えて2科(午後3時55分集合)も導入する。志望者数はCからBランクに上がった男子が1割減、Bランクの女子が前年並みと唯一の弱含み入試回だ。2科・4科の2日午後[2回S特選](男子223人・2.2倍、女子115人・3倍)は男子が2割増、BからCランクに下がった女子が3割半増と、こちらはかなり好調である。

 3日午後[2回特選(S特チャレンジ)](男子207人・2.7倍、女子174人・2.6倍)も2科と4科の選択が可能で、男子2割増、女子2割半増となっている。4日は志望者数が少ないため傾向のみ示すが、[英語1教科型](男子26人・8.7倍、女子41人・8.2倍)は男子が上向き、[アクティブラーニング(AL)型](男子21人・7倍、女子14人・3.5倍)は男女共に増加傾向にある。

 男子校だった芝浦工業大学附属(江東区)の女子受験者数の合計は、共学化初年の23年198人から24年265人と大幅に増えたものの、25年は247人と減少している。そのためもあってか、入試内容が変更された。国算理3科から論述問題(20分40点)を出題する「論理社会」を加えた4科となり、国語と算数は各60分120点満点から各50分100点満点に、理科は50分100点満点から40分80点満点となる。

 いずれもCランクで、志望者数は全体的に弱含みだ。90人を募集する4科の1日[1回](男子320人・4.3倍、女子97人・2.9倍)は男子2割減、女子3割半減と大きく緩和、だいぶ受けやすくなりそうだ。やはり4科の2日[2回](男子295人・5.5倍、女子 98人・3.3倍)は45人の募集だが、男子1割弱、女子3割強のそれぞれ減少となっている。

 2日午後には2つのタイプの入試が行われる。言語技術と探究+算数という内容の[言語・探究](男子111人・5.8倍、女子44人・6.3倍)は男子が微増で女子は減少傾向に、英算2科の[英語]は男子22人、女子8人が受験して、合格者数は2人と0人というかなり厳しい結果で25年は終わった。そのためもあってか、志望者数はごく少ない。