共学化初年で注目される「明治大学世田谷」

 多摩地区にある人気私立大学の付属校は女子人気が高い。中央大学附属(小金井市)は2回の入試を行い、約100人を募集する1日[1回](男子151人・2.1倍、女子219人・3.3倍)は男子が微減で女子は微増、同約50人の4日[2回](男子163人・4.4倍、女子273人・7.6倍)は男子2割強、女子は2割弱のそれぞれ減少で、この高倍率もいささか緩和しそうな状況にある。いずれもCランクだが、女子は2つの入試回ともBランクから下がっている。

 法政大学(三鷹市)はいずれもCランクで、やはり女子の人気が高い。約50人ずつを募集する1日[1回](男子97人・3.1倍、女子124人・2.9倍)と3日[2回](男子161人・3.7倍、女子220人・5.1倍)はそれぞれ、男子微減とで女子1割半増、男子微増と女子2割強増になっている。約40人募集の5日[3回](男子121人・5倍、女子206人・6.9倍)は男子が前年並みで、女子は減少気味と、こちらはあまり動きが見られない。

 24年に学校名から「中野」の文字を外した明治大学付属八王子にも3つの入試回があり、いずれも緩和傾向となっている。Dランクの1日[A方式1回](男子224人・2.9倍、女子191人・2.7倍)は男子が減少傾向で女子は前年並み、Cランクの3日[A方式2回](男子175人・7倍、女子145人・5.8倍)は男子1割強減で女子1割減の緩和傾向にある。Dランクの4科総合となる5日[B方式](男子138人・15.3倍、女子115人・10.5倍)は男女共に2桁倍率とハードルは高い。26年は午後から午前に移動したが、男子微減で女子1割半減と弱含みである。

 26年から共学化して、女子を受け入れる日本学園改め明治大学付属世田谷。募集人数120人は変わらないため、男女で半分ずつ(1日各約35人、4日各約25人)分け合うことになる。男子にとっては25年までとは一変して厳しい入試となる。男子はDからCランクに上がり、女子はいきなりCランクとなった。4科のオーソドックスな入試である。ちなみに、男子校である明治大学付属中野もCランクで、2日と4日に入試を行う。

 男子校である日本学園としての25年入試では、1日[1回](459人・4.1倍)と4日[2回](445人・7.7倍)、廃止されたが5日[3回](395人・11.3倍)もあった。24年には[1回(306人・3倍)、[2回](344人・6.4倍)、[3回](306人・8.3倍)、23年には[1回](388人・4.7倍)、[2回](381人・12.7倍)、[3回](319人・11.4倍)といった具合に、駆け込み受験生が殺到していた。志望者数を見ると、1日は男子が半減、女子は半減した男子のさらに8掛け程度、4日は男子2割減で女子は男子とほぼ同数という状況になっている。つまり、4日はかなりハードな競争状況になる可能性が大きい。