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日中関係が冷え込む中、日本では「中国人観光客が姿を消した」と連日報道されているが、逆に中国はどうなっているのだろうか?年末年始、中国で約1カ月過ごした筆者が目にしたのは、華やかな街の賑わいと、意外にも多くの日本人観光客の姿だった。SNSでは「反日」を叫ぶ声が目立つ一方で、中立、あるいは親日な中国人は、今の状況をどう考えているのだろうか。(日中福祉プランニング代表 王 青)
昨年末から続く、台湾有事発言の影響
高市首相の「台湾有事」発言を受けて、中国政府は強く反発し、外交・経済・人的交流の各分野で対抗措置を打ち出している。中国外務省は自国民に対し日本への渡航自粛を呼びかけ、旅行会社には訪日ビザ申請数の抑制や団体旅行の中止を指示したとされる。加えて、国有航空会社を中心に減便が進み、今年1月には日本行き航空便の約4割がキャンセルされたと報じられた。さらに中国商務省は、軍民両用物資の対日輸出管理強化を発表し、レアアースの対日輸出を事実上停止した。
こうした日中関係の悪化は、日本のメディアやSNSでも連日取り上げられている。日本側の主な関心事は“中国人が日本に来なくなったこと”で、「中国人観光客の姿が消え、街が静かになった」「百貨店の売り上げが減った」「今年の春節は中国人の観光客が日本に来るのか?」といった話題が、連日のように世間を賑わせている。







