ロレックスはまた、その象徴的なモデルを徹底的に保護するため、スイス時計協会(FH)と協力し、偽造品との闘いを続けている。加えて、ロレックス時計の模倣品に対する監視の目も厳しくなっている。
サブマリーナのようなモデルの成功により、多くの時計ブランドがこのデザインにインスパイアされた商品を発売するようになった。
スイスの時計会社にも真似された
ロレックスのサブマリーナ
しかし、1990年代後半にロレックスとグレンヒェンのティトーニ(Titoni)との間で起こった紛争が示すように、模倣品に対する法廷闘争は困難で限界がある。
1994年、ティトーニはロレックスの模倣を理由にFHから追放された。この異例の制裁は、無記名投票によって決定された。FH会長のフランソワ・ハベルサート(Francois Habersaat)は、ティトーニが「ロレックスの全コレクションの、几帳面で、鼻持ちならない模倣をした」と主張した。
ティトーニのコスモ・ラインは、オイスターの一部モデルから大きなインスピレーションを得ていた。ティトーニは、ロレックスの特定のモデルを模倣することはよくあることであり、同社がアジア、特に中国における自社モデルの成功のため犠牲になっていると説明し、自社を擁護した。
複雑な法延闘争が続いたが、1995年、ソロトゥルン州裁判所は、オイスター・モデルはパブリックドメインになったとして、ロレックスに不利な判決を下した。翌年、ベルン州控訴裁判所はティトーニのFHからの排除を覆し、この判決は1997年、連邦裁判所によって確定された。
このケースは、象徴的なモデルの魅力が業界全体に及ぼす影響力と、それを法制度によって止めさせることの難しさを物語っている。ティトーニは、とりわけ、最も有名なロレックスに大きくインスパイアされたモデルを発表し続けている。
同書より転載







