強い痛みなら市販の痛み止め薬を服用して
市販の湿布はしたほうが良い

 ぎっくり腰は当初強い痛みが出るものの、通常は2~3日経(た)てば痛みが和らぐという。

「強い痛みなら市販の痛み止め薬(頭痛薬、鎮痛剤)を服用してください。また急性期に運動は禁物。痛みが治まるまでは安静にしてください」

「ですが、いつまでも動かないでいると回復が遅くなるという報告もあります。痛みの程度に応じて、日常の動作をするといいでしょう。基本的に痛いときは、自然と“痛めた部位の安静”は保たれている場合が多いです。仕事を休むかどうかも、職種内容や通勤時間を考慮して判断してください」

 また消炎鎮痛剤が含まれる「市販の湿布」を「したほうが良い」と近藤医師。

「皮膚から薬剤が吸収されますから、筋肉を傷めたことによるぎっくり腰には痛みを和らげる効果があります。皮膚に湿布を貼って肌着を着用し、その上から使い切りカイロを貼れば、寒い時期の血行も改善されて良いでしょう」

コルセットは2種類ある
痛みが改善してきたら徐々にやめる

 一方でコルセットは「着けることで痛みが軽くなったり、日常生活の動作がラクになったりするのであれば装着してもいい」とのこと。

 コルセットは大きく分けて2種類で、手術後など特別な場合は「硬性コルセット」を、通常は「軟性コルセット」を使用する。軟性コルセットの中でも簡易な腰椎(ようつい)ベルトは、薬局でも購入が可能だ。

「ただしコルセットは筋肉をサポートするもの。長く着用していると筋力が落ちることがあるので、痛みが改善されてきたら徐々に使わないようにしましょう」

「腰痛が劇的に良くなった」という
「回旋運動体操」とは

 また近藤医師自身は、コルセットよりもこれから紹介する体操で腰痛が劇的に良くなったという。

 その名も「回旋運動体操」で、うつぶせになって胸は床に着けたまま、両足をそろえて180度左右に動かす。

回旋運動体操回旋運動体操 うつぶせになって胸は床に着けたまま、両足をそろえて180度左右に動かす
回旋運動体操2回旋運動体操

 ポイントは腰椎(骨盤の上)の辺りからしっかり半身を浮かすことで、これを30回ほど繰り返す。近藤医師はこの体操を始めて1週間ほどで腰痛が緩和し、それ以来「あまり腰が痛まなくなった」と話す。