「ですからこうしておもりをもち、日頃から可動域を広げるようにトレーニングしています。広がった分だけ動きやすく、余裕のプレーができるようになるんですよ(笑)。年を取るほど可動域を広げる訓練をすることが大切だと感じています」
高齢者でもある近藤医師だが、かなり活発に動いているのが伝わってきた。今回紹介した体操や、第1回で取り上げた「腰のばしストレッチ」、第2回で紹介した「回旋運動体操」、そのほか趣味にはテニス、スキーなど……すごすぎる。
体幹を鍛えるには
バランスボールに乗るだけでもいい
また近藤医師は、自身の体調によって「ストレッチ」と「体操」「運動」を区別し、使い分けている。
「ストレッチは組織を伸ばすものに対して、体操はただ伸ばすだけではなく、筋肉をしっかり使い、時にはおもりのような負荷をかけて可動域を増やしていくものです。ストレッチよりはもう少し強めのものが体操」
「ですから体のどこかが痛いときはストレッチだけにして、痛みが良くなったら体操を取り入れていくことがポイントです。それができたら、腹筋、背筋、臀筋など体を支える体幹部を強化していきましょう。体幹を鍛えることは難しく考えず、バランスボールに乗るだけでもいいと思います」
特に腰の場合、骨盤のまわりの筋肉が硬かったり、腹筋や大臀筋が弱かったりすると骨盤の傾きが大きくなって腰椎(ようつい)の前弯(ぜんわん)が強くなって腰痛が起こることがあるという。だから骨盤まわりの筋肉の硬さをとるストレッチや、腹筋や背筋を鍛えることが必要なのだ。
「例えば歩きすぎると腰が痛くなるような人は、筋力が弱く、少しの運動でも負荷がかかって痛みが出る人が多いようです。でも筋力が弱いのですから、最初から強い運動を行うのは逆効果。弱い負荷で週1~2回から、徐々に運動量を増やしていくと良いでしょう。疲れていたり体調が悪かったりしたら休む日があってもかまいません」
骨盤周りや肩甲骨周りを積極的にのばし、動かして、腰痛や肩こりに悩まされない若々しい体を目指したい。
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