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子育てで「叱るべきか、褒めるべきか」と迷う親は多いだろう。「最近の子どもは怒られ慣れていない」ともいわれる。揺れる親心に対し、心理学者アルフレッド・アドラーは明快な指針を示している。子どもに心の負担を残さない育て方とは何か。※本稿は、哲学者の岸見一郎『誰にも支配されずに生きる アドラー心理学 実践編』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。
人生の悩みは全て
対人関係から生まれる
自分はダメなんだと思い込んでいる人は多いです。そういう人はこれまでの人生で、人からひどいことをいわれてきているわけです。残念ながら、その中には親も含まれるかもしれません。
でも、そういう人に、あなたは今のままでいいのだ、ありのままのあなたを受け入れたいという意味のメッセージを伝える。そうすると、自分についての見方が変わるかもしれません。
アドラーがこんなことをいっています。
「自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる」(Adler Speaks)
この勇気というのは、「生きる勇気」です。
人生を生きるのには勇気がいります。なぜかというと、生きることは苦しいからです。生きることが困難だからといって、生きることをやめてしまおうと思ってしまう人がいます。
でも、そうではなく、苦しい人生だけど生きてみようと思えるような勇気を持ってほしいのです。
対人関係の中に入っていく勇気を持たなければなりません。その勇気を持たない限り、人生は苦に満ちたものであるとしか思えません。
対人関係は煩しいもので、アドラーがいうように、人生の悩みは全て対人関係の悩みであるといわざるを得ないぐらい大変です。







