50代の転職でも使える
「就活生へのアドバイス」
そこで25年ぶりに手にしたのが中谷彰宏さんの『面接の達人』でした。数ページほどぱらぱらと読み、わかったのです。この本は50代こそ読んだほうがいい。しかも本当に重要なのは2ページにまとまっていました。
新卒の就活の際にこの本を読まれている読者も多いと思うので、その重要なことを書きます。就活の面接で会社があなたに聞きたいことは「自己紹介」と「志望動機」のふたつだけだと書かれています。
もし50代で早期退職を考えている読者の方がいらっしゃったら、この金言を一度じっくり考えてみてください。早期退職をしたあなたが転職先にどの仕事をどのような理由で志望するのでしょうか?
たとえばパナソニックの早期退職に応募したうえで、あなたがソフトバンクグループに転職して有望なAIベンチャーを成長させたいと考えたとします。またはソニーを退職して、アニメ業界でプロデューサーをやりたいと考えたとします。ないしはどうでしょうか、JAXAに転職してロケットの打ち上げが成功した瞬間に指令センターで「やった!」とこぶしを突き上げる仕事をしたいと考えたとしましょう。
志望動機。わたしはこれが50代の転職には一番重要な要素だと思います。言い換えれば自分が何をしたいかというアスピレーション(野望)です。
50代まで今いる会社で頑張ってきたのに、そのタイミングでその会社を辞めるのです。重要なのは、「じゃあ、このあと何をやりたいのか?」ではないですか?
その場合、問題はどうやって自分がその先の「狭き門」をこじあけるか?です。より慎重な方なら、こじあけられるかと言い直してもいいかもしれません。
転職先の候補に関しては、ピンポイントでなければ50代の選択肢も広がります。
「人生の終盤なのだから、やはり鉄道にかかわる仕事で日々を過ごしたい」「これまで地球を汚してきた分だけ、これからは地球をきれいにする仕事にかかわりたい」などのアスピレーションのほうが、入り込める可能性のある場所はより広いでしょう。







