東京を中心に埼玉・千葉・神奈川の1都3県には、日本の全人口の約3割が集中しています。首都直下地震とは、そんな東京近辺の直下を震源とする地震のことです。
そのメカニズムはプレート・テクトニクスと呼ばれる地球科学の理論で説明できます。地球の表面はプレートと呼ばれる厚い岩の板に覆われています。プレートには大きく分けて、大陸をつくっている「陸のプレート」と、太平洋の地下をつくっている「海のプレート」があります。
首都圏は「北米プレート」とよばれる陸のプレートの上にありますが、その下には海のプレートである「フィリピン海プレート」がもぐり込み、さらにその下に「太平洋プレート」がもぐり込んでいます。
『日本史を地学から読みなおす』(鎌田浩毅、講談社)
それぞれのプレートの境界と内部では、プレートの複雑な動きで生まれる「ひずみ」による直下型地震が起きるのです。
国の中央防災会議は首都圏を中心としてM7クラスの直下型地震が起こると考えています。また、それが起きる確率は、今後30年間に約70パーセントと予測しています。
首都圏ではM7クラスの地震が19ヵ所の震源域で起こると考えられています。このうちのどれかが起こるのですが、その時期は予測できません。
実際には、M7クラスの地震が首都圏のどこで起こってもおかしくないのです。







