懐かしさが購買力に変わる

 今は大人になった元平成女児に向けた企画も展開されています。ペンダントアクセサリーとチョコレートがセットになった女子向け玩具菓子「セボンスター」(カバヤ食品)は新横浜プリンスホテルとコラボ、コンセプトルームやコラボレーションスイーツ、コラボレーションカクテルを販売しています。SNS映えしそうな部屋やスイーツを見ると、今の10代にも刺さりそうです。

アクセサリーとチョコレートが入った「セボンスター」アクセサリーとチョコレートが入った「セボンスター」(カバヤ食品公式サイトより引用)
セボンスターのコンセプトルームセボンスターのコンセプトルーム(西武・プリンスホテルズワールドワイド公式サイトより引用)

時を経てバズる「IP(知的財産)ビジネス」

 ここまでご紹介したとおり、平成女児ブームは新たな「IP(知的財産)ビジネス」を生み出しています。かつて消費者の心を掴んだキャラクターが、時を経てバズコンテンツの輝きを取り戻しています。

 一般的なキャラクターの人気の寿命は短いかもしれませんが、幼少期や多感な時期に憧れたキャラクターやブランドは、大人になっても心に刻み込まれています。やがて自分たちが購買力を持つとその思いを爆発させ、大ブームとなるのです。

 矢野経済研究所が2025年7月に公表した国内のキャラクタービジネス市場に関する調査では、2025年度のキャラクタービジネス市場規模は前年度比102.6%の2兆8492億円を予測しています。今はマスメディアやリアル店舗だけでなく、SNSなどのネットによってキャラクターとの接点が大幅に増えています。さらに購入者がSNSで発信する拡散力も味方につけ、ますますIPビジネスは活性化していきそうです。