生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

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え? まだキーボードで打っているの?
値段:★★★
手軽さ:★★★
生産性:★★★
ここ10年で最も革命的だったのは、音声入力です。
それまでは物理的なキーボードやフリック入力などでしか入力できなかったものが、音声を使ってほぼ修正不要な精度で入力することが可能になりました。
句読点も自動で入る
中でも特に大きな進歩は、漢字かな交じり文を句読点入りで自動作成できるようになったことです。
音声入力はキーボード入力に比べて4~5倍程度のスピードになる、というのがいまの私の感覚で、キーボードで文章を作ろうとすると、4000字の文章を作るのに1~2時間かかりますが、音声入力で行うと30分前後で作ることが可能です。
これまではキーボードの入力スピードが私の思考のボトルネックだったのですが、これが完全に取り払われ、思考のスピードのまま文章を作れるようになりました。
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【音声入力】
私はWindows 11に標準で搭載されている音声入力と、スマホのGoogle Pixelに搭載されている音声入力、2つを使っていますが、スマホを使った方がキビキビ動いて速いです。
Windowsでの音声入力
私は20歳頃から「親指シフト」を愛用してきましたが、ここ10年ほどで「音声入力」がほぼ実用的になったため、キーボードを介さなくても、声で自分の言いたいことを話せば入力できるようになりました。
Windowsの場合は、「Windows+H」キーを同時に押せば音声入力が立ち上がります。
一度サーバーを経由するため、Pixelより少しだけ時間がかかりますが、どんなに長い文章を話しても、一度サーバーで処理した後、非常に適切で正確な日本語に変換してくれるので、普段、長い原稿を書くときはこれを愛用しています。
グーグルピクセルでの音声入力
スマホもPixelの6シリーズからアシスタント音声入力という、自然に句読点が入るものが実用化されました。
CPU側に音声入力システムを搭載しているため、音声はサーバーを経由することなく、その場で瞬時に漢字かな交じり文に変換されます。そしてもちろん、日本語だけでなく各国の言語に対応しています。
音声入力は「100%正確」ということはありませんが、9割程度は正確ですし、ちょっとした修正であればキーボードで直したり、GeminiやChatGPTなどを使って自動で直してもらえますので十分です。
入力はすべて「マイク(声)」でする
人工知能へのちょっとした指示や、Google検索なども、すべて声で行うのがおすすめです。
このとき検索を「単語」で行う人が多いですが、実は人工知能にしても、検索エンジンにしても、「文章」で入力した方がAIが意図を汲み取りやすく、望む回答を即座に出してくれる可能性が高まります。
職場で音声入力を行うのは難しいかもしれませんが、在宅ワークなどで音声入力ができる環境がある人は、ぜひ活用してほしいと思います。
駅のブースで音声入力
ちなみに私は、都内で音声入力を存分にしたいときには、カラオケボックスのワーキング用デスクを借りたり、地下鉄やJRの駅などに設置されている「ブース型ワークスペース」を借りたりして、音声入力で仕事をしています。
(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本では生産性を爆上げするテクノロジー・家電を、商品名、価格を含め、具体的に紹介しています)







