納骨堂や霊園の年間管理費が高い
予算が完全にオーバーしてしまった
「都内の納骨堂や霊園を当たりましたが、どこも想像以上に高かったんです。最近高騰してきているとも聞きました。私は小さな歯科医院勤めで細々と暮らしているし、正直納骨堂などの年間管理費が上乗せになる生活はきつい」
「仏壇も含めて実家全体の家具家電も処分したので遺品整理にも結構お金がかかった上、墓の解体・更地、閉眼供養などもお願いしたので、予算が完全にオーバーしてしまったんです」
結局、新潟と都内の往復にも疲れた寺田さんは「とりあえず墓を解体し、手元供養にする」という苦肉の策を選びました。
墓じまいの大誤算
面識のない親族の遺骨も引き取ることに
ところが、墓の納骨室(カロート)から泥まみれの白い骨つぼが5つも出てきたのです。
「誰の遺骨なの…」面識のない親族の遺骨も含まれていましたが、すべての骨つぼも引き取る必要がありました。いったん元の骨つぼは解体業者に預かってもらい、運びやすいようにサイズを工夫してもらった新たな骨つぼに入れた上で都内の自宅へご自身のボストンバッグに入れて電車で運びました。
「骨つぼはゆうパックで送れると聞いたのですが、両親や親族の骨を荷物みたいに送るのは気が引けてしまって。運びやすいように業者さんが小さめのサイズの骨つぼに入れてくれました。ただ、家に両親以外の骨つぼがあるのは落ち着かない。早く納める場所を見つけたいです」
写真はイメージです Photo:PIXTA
墓守不在はもはやスタンダード
墓じまいに必要な手続きは?
「残される子に墓の苦労をかけたくない」と思いつつ、家族間で話し合う機会が持てないまま、墓じまいに子が直面するケースは少なくありません。
では、地方の墓をどう畳み、遺骨はどのように新しい居場所を見つけるとよいのでしょうか。相続と墓じまいの実務に詳しい、長岡真也行政書士に聞きました。







